レッテル

人って他人にレッテルを貼りたがる。
「あの人は◯◯な人だから...。」
ポジティブなこと、ネガティブなことに関わらず、うわべだけの付き合いであまり深く考えることなく、なんとなく印象や人から聞いた話などで決めつけてしまう。
レッテルを貼っておいたほうが理解しやすいからでしょうか。

マスコミもレッテル貼りが大好きです。


つい最近も作曲家や研究者にさんざん好き勝手にレッテルを貼ってもてはやしていました。
自分たちが貼ったレッテルと違うことが発覚すると、もてはやしていたことを隠すかのように過剰に敵視し叩きます。本来であればレッテルを貼ることなく、予断を許さず、事実をしっかりと伝えることが必要だと思いますが、本質的な部分を問うているところは少ない。

テレビや新聞で見ている分にはいいのですが、自分の身にふりかかると本当にしんどい思いをします。

レッテルを貼られて困るのは、その人が貼ったレッテルと、違う印象を垣間見せてしまった場合。特に「いい人」「優しい人」などのレッテルを貼られていると大変です。結果「そんな人だと思ってなかった...。」とネガティブな印象が増幅し嫌悪感すら持たれてしまう。

「なんであんな人になっちゃったんだろ...?」

いやいや、変わってないのにそっちが最初から誤解してたんでしょ。って困惑します。


去る者は追わず...

時間を取って色々と議論し意見が対立。その人が貼ったレッテルと、自分の主張が違ったので、その人が離れて行ってしまうのは、所詮それだけの人だと思って、仕方ないことだと諦めるしかない。
大人なら、意見が違う部分も含めてその人の人格を尊重するという態度も当然あるはずだし。

更に困るのは、それを周囲と共有しはじめること。
SNSの時代ですから、その空気感はこちらにも伝わってきます。

ソーシャル疲れ...


今まで仲良くしてた(と思ってた...?)友人の情報が突然自分のFacebookに流れてこなくなります。
不思議に思い、その人のTLを見てみると、かつては共有範囲が「友人まで」とか「リスト内の人」の情報もあったのに、地球アイコンの「公開」だけになっていて前には見られていた日常投稿が見ることができなくなっていたりします。
最初にレッテルを貼って去って行った人が属する仲良しグループの人たちがこぞってそういうことをしていると、結構凹みます。
一方からの話だけで、新たなレッテルが貼られ「友人」から外されてしまったようです。

こちらも、「親しい友人」というレッテルを貼っていたわけなので、そんなことで凹むおまえが悪いと言われればそれまでですが...。


疑心暗鬼、人間不信.....。

FacebookやTwitterなんて精神衛生上、辛いことばかりなので辞めてしまいたいと何度も思いますが、仕事上なかなかそれもできず、せめて自分からはなるべく投稿せず静かにしておこうと思うきょうこのごろ。

いつか、この負のスパイラルがどこかで好転することがあるのかな。
正直もうしんどい。

自戒も込めて...


他人からの話や印象だけでレッテルを貼って判断するのではなく、ちゃんと本人と合ってじっくり話をした中から、その人の良いところも、自分があまり好きじゃない気になるところも理解した上で、自分なりの付き合い方を心がけたいものです。

あとは、Facebookの投稿も、投稿の下に表示される共有範囲のステータスなどで人知れず傷つけていることがあるかもしれないので「公開」のみにしようと思います。(つまり「公開」できないことは書かないようにします。)
Facebookは結構人の心を傷つけるメディアだということを最近特に感じるようになりました。感受性の強い人は気をつけましょう。


レッテルとは...

レッテルとはオランダ語の“letter”で、もともとは商品に貼る商品名や内容、容量などを書いた小札のことである。この小札は商品の案内という目的と同時に商品のイメージを一方的に作るという考え方も出来る。ここからある人や物事に対する特定の評価や固定的なイメージをレッテルという。例えば、「医者だから金持ち」「過去にを不良品を出したから危険」といったものがレッテルにあたる。レッテルは小札からきているため、こうしたイメージ付け・特定の評価をすることを「レッテルを付ける」「レッテルをくだす」とは言わず、「レッテルを貼る」と言う。また人や物をおおまかに分類し、イメージ付けすることをレッテル貼りという。中高年層の「最近の若者は○○だ」といった発言や血液型によるイメージ付けがこれに当たる。
--(日本語俗語辞書より)

筆者について

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Designer・Photographer・Consultant

Yoichi Okada

神戸でWebサイト制作やデザイン・イラスト・撮影などの業務を中心に、企業や店舗へのWebのコンサルティングや運用支援をやっている会社で悪戦苦闘しています。